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IOST(Internet of Services Token)は、分散型アプリケーション(Dapps)の開発やスマートコントラクトの実行を可能にするブロックチェーンプラットフォームです。
IOSTネットワークの維持や成長の一翼を担うのが、ユーザーがノードに投票(ステーキング)することで報酬を得ることができる仕組みです。
この記事では、その仕組み「IOSTのノード投票・報酬システム」について、初心者の方にも分かりやすく解説いたします。
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前提知識
ノードとは
IOSTには、エコシステムの普及や発展のために様々な活動をしている人(企業)がいます。
これらの人(企業)のことを「ノード」と呼び、「Candidate(候補)ノード」「Partner(パートナー)ノード」「Servi(サービ)ノード」の3種類があります。
- Candidate(候補)ノード
IOST財団へ「エコシステムの普及や発展に貢献するので、このIOSTアカウントをノード登録してください!」と申請し、承認を得たノード。
この時点では、まだ投票報酬や貢献報酬は得られない。
※ランニングコストは発生しない - Partner(パートナー)ノード
Candidateノードの状態で、210万IOST以上の投票を獲得したノード。
投票報酬と貢献報酬は得られるが、ブロック生成活動は行わないため、ブロック生成報酬は得られない。
※ランニングコストは発生しない - Servi(サービ)ノード
Partnerノードの状態で、1000万IOST以上の投票を獲得し、IOST財団の承認を得たノード。
投票報酬と貢献報酬だけでなく、ブロック生成活動を行うため、ブロック生成報酬も得られる。
※ランニングコストが発生する(ブロック生成用サーバーの運用が必要のため)
ノードの種類と得られる報酬を図で表すと以下になります。


ちなみに、当サイトの管理人「IOSTに人生託したマン」はPartnerノード(Takuman)です。
(託しているならServiノードになれというツッコミは受け付けていません)
投票(ステーキング)とは
それでは、ノードにならなければ報酬を得ることはできないのでしょうか。
答えは「NO」です。
ノード以外のユーザー(以下「投票者」と呼びます)は、ノードに対してIOSTを投票(ステーキング)することで、ノードが得た報酬の一部を受け取ることができます。
「IOSTを保有したまま売る予定がないのであればノードに投票しろ!」と言われるのはこのような理由があるのです。


報酬を得ていないCandidateノードに投票しても、投票者は報酬を得られません。
そのため、ノード投票を行う場合は、PartnerノードやServiノードに投票するようにしましょう。
「何故、投票者はノードに投票をするだけで報酬が貰えるのか」と疑問に思った方はいませんか?
その答えは「『投票』という行為を通して、IOSTネットワークの安定性の向上に寄与しているため」です。
そのお礼として、IOSTのエコシステムから報酬を得ていると考えましょう。
「投票」がIOSTネットワークの安定性向上につながる理由は、IOSTが採用しているコンセンサスアルゴリズム「Proof of Believability(PoB)」にあります。興味があれば以下の記事を読んでみてください。
ノード投票・報酬システム
少し話がそれましたが、以降では、ノード投票・報酬システムについて見ていきましょう。
IOST財団は、IOSTエコシステムの普及や発展のために活動したノード(正確にはPartnerノードと、Serviノード)への報酬として、1年あたり8億4千万IOSTを用意しています。
内訳は、ブロック生成報酬が2億1千万IOST、投票報酬が2億1千万IOST、貢献報酬が4億2千万IOSTです。

ブロック生成報酬

ブロック生成報酬(年間2億1千万IOST)は、ブロック生成活動を行う「Serviノード」にのみ分配されます。
1日に1回、各ノードのブロック生成数に応じて報酬が分配されます(1ブロックあたり約3.3IOST)。
画像の通り、ブロック生成報酬はServiノードだけが貰うことができる報酬であり、投票者には還元されない点が他の報酬(投票報酬、貢献報酬)との大きな違いになります。
ブロック生成活動を行うには、サーバー代などのランニングコストがかかるため、ブロック生成報酬はServiノードが全て貰ってもいいよ、というわけです。

IOSTの価格が上昇するほど、サーバー代などのランニングコストを容易に回収することができるため、特にServiノードを運営している人(企業)はIOSTエコシステムの普及活動に力を入れている印象があります。
投票報酬

投票報酬(年間2億1千万IOST)は「Serviノード」と「Partnerノード」に分配されます。
1日に1回、各ノードの獲得投票数に応じて報酬が分配されます。
投票先のノードが報酬の受け取り処理を行うと、そのうちの50%が投票者に自動的に分配されます。
逆に言うと、投票先のノードが受け取り処理をしなければ、投票者はいつまで経っても報酬を得ることができません。

ノード投票を行う際は、頻繁に投票報酬の受け取り処理(投票者への分配)をしているノードを選ぶようにしましょう。
貢献報酬

貢献報酬(年間4億2千万IOST)は、「Serviノード」と「Partnerノード」に分配されます。
IOSTのエコシステムの普及や発展のために行なった活動内容をIOST財団へ報告することで、3ヶ月ごとに報酬を受け取ることができます。
その名の通り、「IOSTのエコシステム発展にどれだけ貢献したか」が評価対象となり、Grade1~5のランクに応じて貰えるIOSTの量が異なります(以下は平均報酬)。
- Grade 1: 1,650,000 IOST / ノード
- Grade 2: 850,000 IOST / ノード
- Grade 3: 400,000 IOST / ノード
- Grade 4: 100,000 IOST / ノード
- Grade 5: 20,000 IOST / ノード
数年前までには、3ヶ月ごとにノードのランクが公式より発表されていましたが、今は発表されなくなっています。
また、それぞれのランクを獲得できるノード数は決まっていましたが(相対評価)、今はそのような制度は撤廃されようです(絶対評価)。
ノードは、貢献報酬の何%を投票者へ分配するかを自由に決定することができます。

ノード投票を行う際は、頻繁に投票報酬の受け取り処理(投票者への分配)をしているかどうかだけでなく、貢献報酬が投票者へどの程度分配されるかについても確認するようにしましょう。
投票先ノードの選び方
ノード投票・報酬システムの説明は以上になりますが、「結局どのノードに投票したら良いの?」と思われている方もいるでしょう。
選択基準の一つに「利回りの高さ」があるかと思います。
以下の記事では、ノードの年利の計算方法を解説しているので、興味がある方は目を通してみてください。
最後に
もし、保有しているIOSTを有効に活用したい場合は、積極的にノード投票に参加してみてください。
投票するだけで報酬を得られるだけでなく、IOSTネットワークの成長にもつながります。
また、この記事を読んで「ノード」に興味を持った方は、まずはパートナーノードから始めてみませんか?
以下記事でパートナーノードの申請方法を解説しているので、読んでみてください!
一緒にIOSTを盛り上げていきましょう!